星の王子さま 大切なものは目に見えない
前回の続き。
大切なものは見えない。
ようやくここ最近、しっかり腑に落ちてきた。
サンテジュクペリ、すごいぜ、と。
星の王子さまの有名なこの一節。
それこそ十代ではじめに読んだときは、
はぁ?
だった。
なに、わけわからんこと言ってる。
見えるわ!とか。ね。
で、20代は何となく、まぁ、わからなくもないわー みたいな。
ハートは見えないものだよねー、、、と。
30代になり、いろいろあってか⁈
よーくわかりましたわ。
大切なものは目に見えない。
目に見えるものこそまやかしである可能性が高い。人は見た目にだまされやすいのだ。見えるものの方が見えないものよりわかりやすいからだ。
がしかし、目に見えるものをつくるのは簡単なのだ。
目に見える幸せ。
というかいわゆるわかりやすい幸せのかたちもそう。
結婚して子ども産んで家族で旅行行って、、、、、
うん、たしかに楽しいかもね。
でもひとりひとりの心の内をのぞいたらどうだろうか。
全ての家族、全ての人が幸せとは絶対に感じていないはずだ。
もちろん表面上は言うでしょ。そりゃ、幸せだよー、だって子どもにも恵まれて、云々カンヌン。
子どもがいたら幸せなのか、子どもがいなければ幸せじゃないのか。
その子どもは果たして幸せなのか、幸せと思わないといけないと思っているのか。
シングルマザーは幸せじゃないのか、旦那がいたら幸せなのか。
結婚してたら幸せなのか、してなければ幸せじゃないのか。
間違っても完全にイコールではない。
ではないのに、いつからか刷り込まれた根拠のない幸せのかたちにとらわれている。そんな人が大嫌いだ。
浅すぎる。
人間、ひとりひとりの本当の気持ちはわからない。
本人でさえも自分が幸せと思い込んでる場合もある。
人の価値観、世間の価値観なんてどうでもよく、自分の感覚を信じること。
幸せかどうか。それは自分だけが知っていて、自分だけがわかっている。
あれ、気づけば食わずぎらいエピソードが抜けてた。
あつくなってしまった。
星の王子さま、一桁代の年齢の時には食わずぎらいだったのです。
正確に言うと、軽く食って小学生の私には、まっっっっっったく!理解できず、放置していたのだった。
けど、あのかわいい絵に引かれて大学生になってから買ってみた。
でもわかんなかった。
それがようやくわかってきて、
めちゃくちゃすごい本だとわかりはじめた、ということでした。
もちろん、ぜひ一冊お手元に!おすすめいたします。